【祈りと共に】主宰からのメッセージ

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こんにちわ。オトノワプロジェクトの香川です。

東日本大地震から10年が経ちました。

あの日の気持ちを忘れたことはありません。

恐怖と絶望感、無力感が押し寄せてきました。

私が震災後、音楽の道に戻ってくることができたのも、

この10年間、どんなことがあっても頑張ることができたのも、その原動力は育ててくれた方々、一緒に頑張ってくれる仲間、

故郷への『恩返し』をするためです。

未来ある子どもたちへ、大人として出来ることは何か。

これがオトノワプロジェクトの始まりです。

ここが私の生きる居場所となりました。

10年間、常に問い続け仲間と共に走り続けて参りました。

とても小さなチームです。孤独に付き纏われながらも、求められるのを待つのではなく、やり続けるものだと信じてやってきました。

小さなチームでも恥じることはない。

想いは深く大きいのだから。

それが私の生き方です。

 

これまで多くのご縁と出会いを頂き、沢山の手を差し伸べて頂きました。

子供達と出会い笑顔をもらい、いつも救われていたのは私自身でした。

現在『恩返しの輪』は新たに出会った方々、子供たちへと広がっています。

東日本大地震、阪神淡路大震災、熊本大地震、西日本豪雨災害、令和元年房総半島台風、熊本豪雨災害、沢山の方々が今も尚、多くの想いを抱えながら、生活されていることを忘れてはなりません。

悲しみや悔しさは消えませんが、少しでも多くの方々の想いに寄り添える人間でありたいと思います。

最後にこの場を借りて、10年間、共に歩み続けてきてくれたPIANO DUO Legareの井上絵美さんに心から敬意と感謝の気持ちを伝えたいと思います。

これからも、オトノワプロジェクトは多くの方々の心に寄り添える温かい作品づくりを続けて参ります。

 

 

                                            オトノワプロジェクト

                                                主宰  香川真澄